★ヨーロッパの旅・計画日記★~定年したら行くぞ!

★ヨーロッパが好きなので、まとまった休みがとれたら長期旅行に行くべく準備中。できれば春から夏にかけて2ヶ月間ぐらいブラブラしたいと妄想しております。

ヨーロッパの歴史

こんにちは。おつかれさまです。

仮に、ヨーロッパ旅行に行って。教会を観に行く。

カトリックプロテスタントかも意識しないで観る人と、

一定の歴史観をもって観る人とでは理解の深さ(≒印象に残る量が多い)が

異なると思う。

そのあたりの知識というか基礎教養がないと、

イタリアやギリシャなど南下するほどに「茶色い古い建物ばっかり」って

なってしまいかねない。

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ギリシャの建築(パエストウム)

せっかく高い飛行機代を支払って行っているのにもったいない。

日本でも、お寺と神社の違いもわかんない人が

充分楽しめないような光景をみることがあるけど。これは残念。

 

そもそもボクがもうちょっとヨーロッパを勉強しようと思ったきっかけは、

そんな残念な自分になりたくなかったからなんです。

「あー知っている人が観たらおもしろいんだろなー」って

気持ちは結構さみしい(笑)

というわけで、手に取る書籍、観る映画、ネットなど

ヨーロッパ中心生活を実践しているのです。

 

で、先日おもしろい本を読み終えた。

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おもしろい本

この本はおもしろい。

教会や建築などの見えるものではなく、

歴史を主に会計の観点からわかりやすく解説しているのです。

おすすめです。

 

たとえば、「レオナルド・ダ・ヴィンチはなぜ優秀になれたのか?」

それは父親が”公証人”だったからなんですね。

当時の公証人は、約束事(結婚とか商売の約束など)を紙に記録として

残す仕事をしていたんだけど、当時は紙は大変な高価なもの。

レオナルド少年の自宅にはそれら紙がたくさんあったことが

大きいというお話。

 

その時代はイタリアの商人が儲けが大きかった。

中国やインドから、香辛料・ワイン・お茶・陶器・織物などが

イタリアへ運ばれ、ヨーロッパ各地へ運ばれたので儲かったのですね。

だからレオナルド少年はお金のことを気にせず、

安心して大量のスケッチや記録を紙に書くことができたのですねー。

(しかし中国インドってすごいなー。ヨーロッパってなんにもなかったのかな)

 

ちなみに、悪天候でも怖れず船に乗って中国インドまで行く人たちは、

「勇敢なリズカーレ」と呼ばれていたそうな。

やがて「勇気があるもの」の意味で「リズカレー」と呼ばれ、

転じて「リスク」となったそうな。

 

その他ご参考に以下のような興味深いエピソードが満載。

キリスト教は聖書に「利息をとってはいけない」と

 記載されていたのでお金の調達方法をとある人種にさせる方法を考えた。

 その結果いまも紛争が続いている・・・

・毛織物から徐々に麻や綿が流通することで

 「紙」の製造に役立つことになった・・・

持ち株会社の最初はイタリアのメディチ家であった・・・

・会社を意味する「カンパニー」は、

 com(一緒に)pann(パン)を食べるから・・・

・数字を「ローマ方式」を捨てて、

 「アラビア方式」にして数学が飛躍的に発達した・・・

減価償却は株主の不公平感から誕生した・・・

などなど。

ついつい人に披露してみたくなるようなマメ知識がいっぱいです。

 

本をコツコツ読んでいくのはしんどいので

ホントは誰か知恵袋がそばにいてくれればいいんだけど

そんな都合のいい荒俣宏のような人は実在しないので(笑)

少しづつ学習していくしかないのよね。

 

でもそうすれば旅行に行ったときに

「あーあの本で書いていたのはこういうことだったのかー」って

他の人より感動を深められると思うので、精進精進!

楽しい旅行の為にね!

 

では、では。