教会の崩落 ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂 大変なことです
こんにちは。おつかれさまです。
「なんと痛ましいことが起ってしまったのか・・」
最初にあたまによぎった言葉がそれでした。
もともとヨーロッパ旅行を充実させるために
歴史や美術などを勉強しはじめていたのだけれども
教会の建築については「おいおい大丈夫かな-」と心配していたのです。実は。
ケンフォレットの「大聖堂」でも屋根が木造であることが原因で
火災が発生する場面があり、主人公の棟梁が屋根材を石積みに変更する
苦労が描かれている。
ヨーロッパでは屋根材が木構造であることは、何世紀も前から
心配の種だったのですね。
そんな歴史のなかで石積み構造への変化を絵本でわかりやすく
描写しているのが、三省堂「中世の大聖堂」なのです。
この絵本を読んだときは、なぜか「サグラダファアミリア大丈夫かなー」
しか考えなかったので我ながら情けない。
今回のような事態になってからはじめて衝撃を受けるという
自分の想像力不足に驚いてしまう。
よく考えれば
屋根材が木造の場合、一定の割合で
今回のような事態になることは想像できたはずなのですね。
たまたま有名なノートルダムにその事故が発生してしまったんだけど
我々は日頃こういう写真を見ているのですよね。
ヨーロッパ人のいいところは
色んな困難を人為的に克服できるところだと思うのです。
日本では台風がやってきて、田畑がすっかり荒れてしまっても
「今回の台風のおかげで土地が浄化された。農作物はダメになったけど」と
自然災害にも功罪を探してしまう国民性があるのですね。
一方、ヨーロッパの人々は
これもキリスト教のなせる技なのか、困難を乗り越えるのですね。
フランスの人々が前向きになる契機になればと思います。
近日、寄付に行こう。