ヨーロッパ旅行はツアーか個人旅行か? 実はもうひとつの選択肢が・・・
「ツアーか個人旅行か」。その二択で悩んでいたけど解決策があるような気がする。
こんにちは。おつかれさまです。
ようやくノートルダム寺院の火災も沈静化してこれから再建に向かうのですね。
フランス人の復興を願う様子から、どうも市民の原風景のように語られているようですが、フランス革命時はその市民に破壊されまくったりで、けっこう受難な時期を
繰り返しているのですよね。ホントは。
一方、「寄付のお金を生活困窮者へまわすべきだ!」と主張されている話もありますが、精神的支柱である寺院の復興と、困窮者の救済というのはモノサシが違うんじゃないのかなーと。平和な日本のボクなんかついつい思ってしまうのが本音なんですが、こればかりは向こうで生活しなければ、その必然性の判断が難しい。
(生活してもわかんないかもしれないけど・・)
ボクの理想的な旅行ってのは・・・
その土地に住んでみて、皮膚感覚でその国の諸事情がわかって、日本との比較がより正しくできるようになるというものなんだけども、これは現実的になかなか難しい。
だからなるべく海外ニュースを見たり、新聞を読むようにしている。
どうしてそんなことを心がけているのかというと、
「我々日本人は日本に生まれて幸せなのか」という疑問がいつもつきまとうからなんですね。
これは非常にパーソナルな視点での議論になってしまうので、死ぬほど議論しても結論は出ないんだけども。色んな人の考え方を参考にすることは大切なことと思う。
ボクはの結論はこうです。
「ボクの能力である限り日本で生れてラッキー」
「だけどいつも息苦しい」
というよくわからないジレンマになってしまう。
競争の厳しい海外で生き延びるには自分の能力不足を自覚しており、
社会保険など経済面で非常に恵まれた国で生活しているメリットを享受している。
だけど、つきあい残業・好き嫌い人事・転勤・転職などの個人の生活圏に会社が忍び寄ってくる側面。これはつらい。
この国は「まるで社会主義国みたいだ」とついつい思ってしまう。
そのあたりの微妙な感じを”海外で暮らす人から聞き出したい”という欲求があるんだけども、これが難しい。
ツアーで行ってもわからない。
個人旅行で行っても聞き出せない。
ところがもうひとつの方法を、遅まきながら発見した。
それは「数日間だけガイドに案内してもらう」という手法なのです。
「単純観光」ではなく
「地域事情ヒアリング観光」をめざすなら
ガイドと仲良くなって、プライベートなことやナイーブなことを
聞き出すのが答えでないかと思っています。
具体的な方法論は、はまた後日発表するとして、今回は参考にイギリスの施設をご案内したいと思います。
実は知人がイギリス旅行に行った際、
カフェでガイドを仕事にしている人と仲良くなったので
「わたしエコに関心が高いんだけど。おもしろいとこない?」って
聞いてみたところ、さっそく翌日に案内してくれたそうなんです。
案内されたのは「エデンプロジェクト」という施設で外観は写真の通りです。
もともと土木工事用に利用されたの荒れ果てた土地であったところへ、
地球環境を提案するパビリオンを企画することになったもので
詳しくはホームページをご覧いただきたいのです。
こんなユニークな施設は観光ガイドブックにもなかなか掲載されていない
のですよね。
個人の好みが多様化している昨今、通り一遍のガイドブックでは
なかなかきめ細かく対応できない時期に突入しており
そんななか、知人のように自分の好みをぶつけて解消してもらう手法は
大いに見習うべきと思った次第です。
その話を聞いたボクもイギリス旅行のときに立ち寄ってみました。
なかなかの力作でした。気が入っているというか。
各国や地域の気候や植物が建物毎に設置されていました。
西洋人のみなさまはアジアの高温多湿の森のなかでは
汗だくになってヒーヒー言ってたので、思わず心のなかで
「どうじゃ日本の暑さを理解したか。日本は一年10ヶ月なんじゃ」と
つぶやいてほくそえみました。
(7.8月の二か月は使い物にならないという意味です 笑)
いつになるかわからないけど
次のヨーロッパ旅行のときは、各国毎に一日だけでもガイドをつけて
国や経済への考え方、福祉政策などの諸事情など
聞きまくりたいと狙っております。
結果的に「日本が一番」になるのかどうかわかんないけど。
個人的には、美しいヨーロッパが経済的に厳しくともついつい憧れてしまうのです。