大津市の交通事故に思う
痛ましい交通事故が本日あった。
保育園のこどもたちをお散歩に引率するときに、2台のクルマが
接触事故をおこしてそのはずみで子供たちへ突っ込んだようだ。
僕もこどもを育てたので、2歳ぐらいの子供の愛くるしい姿は
よくわかるので、ご両親や保育園の方などの心境を思うと
可哀そうでつらくなる。
また加害者の女性ふたりも、適切な言葉がでないが気持ちが察せられる。
おそらく、ほんの一瞬の過失でこのような事故になってしまったのだと
思うと運転を後悔していると思う。
「クルマの利便性」と「不幸なできごと」を人間はハカリにかけて
クルマを利用し続けているので、一定の割合でこのような事故は
起こり得るという選択をしていることになる。
よって、少しでもその「不幸なできごと」を減らすべく
信号がありルールがあるのだけれども、今回の事故現場は
ガードレールがないところで事故が発生したようで思わずうなってしまった。
というのもヨーロッパの多くの街では
歩道にガードレールの設置があまりなく、われわれ旅行者はおかげで
その美観を楽しんでいる。
日本のゴテゴテした道路風景よりおとなっぽく、いつもカッコイイと
思っていた。
しかし、今回のような事故を見てしまうと
どう判断してよいのかわからなくなってしまう。
美観が人の生命を優先しないのは当然のことではあるが
人の安全について、防備をすればするほど街の美観は悪くなっていく。
どこで折り合いをつけていいのだろうか。
実際、クルマがヒトに突っ込んだテロがフランスの観光地でもあったので
ヨーロッパでもそのあたり議論されているのかもしれないが
今後どのような展開になるのか。関心をもって見守ろう。